NARUTOで、マイト・ガイやロック・リーが体の限界を超えるために開く「八門遁甲」。開門、休門、生門……と門を開けていき、最後の死門を開くと命を落とす、という技でした。
この8つの門の名前は、中国の占術「奇門遁甲(きもんとんこう)」に出てくる「八門」と同じです。この記事では、作中の八門と占いの八門を並べて、どこが同じでどこが違うかを見ていきます。
この記事のポイント
- NARUTOの8つの門と、奇門遁甲の八門は、名前が8つとも同じ
- 並び順もほぼ同じ。奇門遁甲の盤を開門から時計回りに読むと、最後の2つだけが入れ替わる
- 占いの八門は体の中ではなく方角にあり、2時間ごとに場所が変わる
8つの門の名前は、8つとも同じ
作中で開く順と、奇門遁甲の盤でのもとの方角・吉凶を並べると、こうなります。
| 門 | NARUTO | 盤の方角 | 吉凶 |
|---|---|---|---|
| 開門 | 1つ目 | 北西 | 吉 |
| 休門 | 2つ目 | 北 | 吉 |
| 生門 | 3つ目 | 北東 | 吉 |
| 傷門 | 4つ目 | 東 | 凶 |
| 杜門 | 5つ目 | 南東 | 凶 |
| 景門 | 6つ目 | 南 | 吉凶半々 |
| 驚門 | 7つ目 | 西 | 凶 |
| 死門 | 8つ目 | 南西 | 凶 |
名前の意味も、だいたい重なっています。
- 休門:作中は体力を回復させる門。占いでは「休む・楽しむ」門
- 生門:占いでは「生み出す・利益」の門
- 傷門:作中は筋肉が傷つき始める門。占いでは「けが・損なう」門
- 死門:作中は開けば命を落とす門。占いでも「終わる」門で、凶とされます
並び順もほぼ同じ
奇門遁甲の盤では、8つの門がそれぞれの方角に並んでいます。北から時計回りに読むと「休・生・傷・杜・景・死・驚・開」です。
これを開門から時計回りに読み始めると、こうなります。
- 奇門遁甲の盤:開 → 休 → 生 → 傷 → 杜 → 景 → 死 → 驚
- NARUTOの開く順:開 → 休 → 生 → 傷 → 杜 → 景 → 驚 → 死
最初の6つはまったく同じ順番で、最後の2つ(死門と驚門)だけが入れ替わっています。
ポイント
盤の並びと開く順がここまでそろうのは、たまたまではなさそうです。中国語版のWikipedia「奇門遁甲」にも、NARUTOが八門の考え方を借りて「八門遁甲」にしたと書かれています。ただ、作者が奇門遁甲を元にしたと公式に説明しているかは、確かめられていません。
推測
なぜ死門が最後なのか
ここからは推測です。
盤の並びどおりなら、死門は7番目、驚門が最後になります。作中では「8つ目を開けば死ぬ」という決まりなので、いちばん重い「死」を最後に置くために、死門と驚門を入れ替えたのかもしれません。
開門から始まるのも、「門を開く」技の1つ目として分かりやすいからだと思います。
占いの八門は「方角」にある
作中の八門は、体の中にある8つのツボのようなものでした。一方、奇門遁甲の八門は方角にあります。
- 盤は2時間(1刻)ごとに作り直され、八門は8つの方角をめぐって場所が変わります
- その時間、吉の門(休門・生門・開門)がある方角へ動くと良い、というのが基本の考え方です
- 同じ時間なら、誰が見ても同じ盤になります
たとえば「いま北東に開門がある」なら、その2時間は北東へ出かけるのが良い、と読みます。
「遁甲」ってどういう意味?
「遁」は隠れる、「甲」は十干(甲・乙・丙…)の1つ目です。奇門遁甲の盤では、いちばん尊い「甲」をそのまま盤に置かず、ほかの干(戊・己・庚など)の下に隠して数えます。これが「甲を遁(かく)す」=遁甲の名前の由来とされています。
まとめ
- 名前は8つとも同じ:NARUTOの開門〜死門は、奇門遁甲の八門と同じ名前
- 並び順もほぼ同じ:奇門遁甲の盤を開門から時計回りに読むと、最後の死門と驚門だけが入れ替わる
- 意味も重なる:休は休む、傷は傷つく、死は終わる。占いでも死門は凶
- 違いは「どこにあるか」:作中は体の中、占いでは方角。2時間ごとに場所が変わる
いまこの時間、開門・休門・生門がどの方角にあるかは、奇門遁甲の今の盤で見られます。
奇門遁甲で、いまこの時間の八門がどの方角にあるかを見る
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