生まれの盤(終身局)とは
奇門遁甲は、ふつうは「いまの時刻」や「出かける時刻」で盤を作って、方角や時期の良し悪しを見る占術です。その盤を生まれた時刻で作り、その人の性質や一生の流れを読む使い方を、中国では「終身局」「本命局」と呼びます。
ただし、これは奇門遁甲の主な使い方ではありません。中国の解説にも、生まれた時刻の盤ではなく相談に来た時刻の盤で一生を見るやり方があり、どちらが正しいとは言えない、と書いているものがあります。このページは、古典と解説に書かれた読み方をそのまま当てはめたものとして見てください。
盤の作り方は、終身局の解説で使われている拆補法(中国の多くのアプリと同じ)です。いまの盤のページ(透派)とは作り方が違うため、同じ時刻でも盤が違うことがあります。
八門・九星・八神の意味
八門
九星
八神
ひとことの意味は、方角を見るときの解説を読み比べて重なるところをまとめたものです(いまの盤のページと同じ)。
計算のしかた(出典つき)
盤
- 時家奇門の転盤です。局数は拆補法(節気の時刻で切り替え、5日ごとの上元・中元・下元は符頭の地支で決める)。中央の天禽星は南西(坤宮)に寄せています。
- 1900〜2025年のランダムな1,366刻で、オープンソースの排盤ライブラリ mingyu-core(拆補法)と、局・天盤・地盤・九星・八門・八神がすべて一致することを確かめています。
- 年柱は立春、月柱は節入りの時刻で切り替えています(tyme4ts と5,600時刻で一致)。1日は23時(真太陽時)から始まります。
- 時刻は、出生地の真太陽時(太陽が真南に来る時刻を正午とする時刻)で数えます。出生時刻は出生地の時計の時刻として受け取り、当時のサマータイムも含めて換算しています。都市の位置は GeoNames(CC BY 4.0)、太陽の位置は astronomy-engine です。
読み方
- 日干(生まれた日の干)を本人、年干を親、月干を兄弟、時干を子どもとし、天盤でその干がある宮を見ます。甲の干は、その柱の旬の儀(戊・己・庚・辛・壬・癸)で探します。出どころは明代の古典『奇門遁甲秘笈大全』の「預測人生韻文」です(中国のQ&Aサイト知乎の記事 周健祥「奇门遁甲终身局1-初讲」に引用されたものを読みました。本の版とは照らし合わせていません)。
- 門・星ごとの「勢いがあるとき・ないとき」の向き不向きも同じ古典からで、言い回しは短く言い換えています。古典は「時を得る」「地を得る」など星ごとに言い方が違いますが、このページではまとめて、生まれ月の五行から見た旺相休囚死(旺・相を「勢いがある」)で判断しています。
- 仕事=開門、お金=生門、結婚=六合、健康=天芮星、という当て方は、中国の解説(灵遁者「奇门遁甲的终身盘」、遁甲文化「奇门遁甲终身命盘判断分析方法」)で共通しているものです。お金の宮とあなたの宮の内盤・外盤の読みは、上の古典からです。
- 宮どうしの関係は、宮の五行(坎=水、艮・坤=土、震・巽=木、離=火、兌・乾=金)の生剋で見ています。
- 害として出すのは、空亡(日の旬の空亡の地支がある宮)・撃刑(天盤の戊が震、己が坤、庚が艮、辛が離、壬・癸が巽)・門迫(門が宮を剋す)の3つです。入墓は、墓に当たる宮が資料によって違うため出していません。
- 大運(年代ごとの運)は、解説によって1つの宮を10年・15年・1年とするなど決まった形がないため、出していません。
占いの結果は、出来事を約束するものではありません。