星と暦の研究室

占いの基本

大安や一粒万倍日はどう決まる? ― 暦注のしくみと歴史

公開 2026.10.10 読む目安 約5分

カレンダーや手帳にある「大安」「一粒万倍日」なども、占いの一種です。こうした暦の注記を暦注(れきちゅう)と呼びます。

この記事では、

  • 暦注がどこから来たか
  • 六曜それぞれの意味と、名前の由来
  • ほかの暦注が何で決まるか
  • 明治に太陽暦へ切り替わったとき、どうなったか

を順に見ていきます。

この記事のポイント

  • 暦注のほとんどは中国から伝わった。奈良・平安時代は国の役所が暦を作っていた
  • 六曜と不成就日は旧暦で、一粒万倍日・天赦日・十二直などは干支と節気で決まる
  • 仏滅は仏教と関係がなく、友引に葬式を避けるのも幕末ごろからの習慣

どこから来たか

ほとんどは中国から伝わったものです。

暦注には、とても古いものもあります。

六曜:いちばん身近な暦注

六曜読み意味
先勝せんしょう急ぐのがよい。午前は吉、午後は凶
友引ともびき勝負がつかない日。朝晩は吉、昼は凶
先負せんぶ平静がよい。午前は凶、午後は吉
仏滅ぶつめつ何事にも凶
大安たいあん何事にも吉
赤口しゃっこう凶。正午だけは吉

(読みや吉凶の時間帯は、辞典によって少し違います)

決まり方

名前の由来と、意外な話

いつ広まったか

中国の占い(小六壬)が日本で変化したものといわれます。日本に伝わったのは14世紀、室町時代の初めです。

ただ、広まった時期は辞典によって「江戸中期から」「天保のころ」「明治10年代から」と分かれています。いずれにしても、ほかの暦注よりかなり新しいものです。

干支と節気で決まる暦注

干支・十二直・六曜などから吉日を選ぶことを「選日(せんじつ)」と呼びます。六曜以外の多くは、日の干支と、節気で区切った月(立春からが1月)で決まります。

暦注何で決まるか
一粒万倍日月ごとに決まった2つの十二支の日
天赦日季節ごとに決まった干支の日
寅の日日の十二支
三隣亡月ごとに決まった十二支の日
十二直月と日の十二支
不成就日旧暦の日付

恵方と厄年

太陽暦に変わったとき、どうなったか

明治6年(1873年)、日本は旧暦をやめて太陽暦に切り替えました。

今の暦注は、何で決まるかによって扱いが分かれています。

年中行事は3つに分かれた

国立天文台は、旧暦7月7日に当たる日を「伝統的七夕」と呼んでいます。2026年は8月19日です。

まとめ

日の吉凶の次は、方角の吉凶も。九星気学の吉方位で、今年と今月の吉方位を見てみてください。

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