星と暦の研究室

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読みもの

西洋占星術の基本

アストロマップとは? 星の線で、自分に合う場所を見る占い

公開 2026.10.12 読む目安 約5分

アストロマップは、世界地図に星の線を引いて、自分に合う場所を見る西洋占星術です。

「この国に行くと元気になる」「この街ではなぜか人との縁が増える」といったことを、生まれたときの星の配置から読みます。

この記事では、

  • 線が何を表しているのか
  • 4本の線と、星ごとの意味
  • 線がどこまで効くのか
  • 時期を見る「サイクロ」
  • 誰が考えた占いか

を順に見ていきます。

この記事のポイント

  • 生まれた瞬間に、星が昇る・真上・沈む・真下にあった場所を線にした地図
  • 線の種類が「人生のどの場面か」、星が「何が起きるか」を表す
  • 出生時刻が4分ずれると、線は経度で約1°(東京のあたりで約90km)動く

どんな占い?

西洋占星術では、生まれた瞬間の空の星の配置(ホロスコープ)で、その人の性格や運勢を見ます。

ふつうのホロスコープは、生まれた場所から見た空で作ります。ところが、同じ瞬間でも、地球のほかの場所では空の見え方が違います。東京で昇ったばかりの星が、別の国ではちょうど真上にある、ということが起きます。

そこで、

がアストロマップです。線の近くでは、その星の性質が強く出る、と考えます。

ポイント

九星気学や奇門遁甲は、今いる場所から見た方角の吉凶を見ます。アストロマップが見るのは、地球の上の場所そのものです。どこから出発しても、線の位置は変わりません。

4本の線

空の4つの点の図。東の地平線から昇る点がASC、真上がMC、西の地平線に沈む点がDSC、真下がIC

星は東から昇り、真上を通って、西へ沈み、地面の下の真下を回ってまた昇ります。この4つの瞬間が、4本の線になります。

線星の位置表すこと
ASC昇る自分・体・第一印象
DSC沈む相手・人間関係
MC真上仕事・評判・立場
IC真下家・家族・心の土台

線の形

世界地図の上に、ある星の4本の線を描いた例。MCとICは縦のまっすぐな線、ASCとDSCは緯度によって曲がるカーブ
架空の生まれの例です。実際の線は、生年月日・時刻・場所で変わります

星ごとの意味

線の種類が「人生のどの場面か」を表すのに対して、星は「何が起きるか」を表します。

星性質
太陽自分らしさ・存在感・活力
月心・感情・安心・家庭
水星考える・話す・書く・学ぶ
金星愛・人間関係・美・楽しみ・お金
火星行動力・やる気・競争・怒り
木星拡大・幸運・チャンス
土星責任・制限・試練
天王星変化・自由・突然
海王星夢・直感・芸術
冥王星強い変容・極端・再生

たとえば「金星のDSC」なら、出会う相手を通して愛や楽しみを体験する場所、「土星のMC」なら、仕事で重い責任を負うけれど、時間をかけた成果にもなる場所、と読みます。

良い星・重い星

古くからの西洋占星術では、

とされてきました。天王星・海王星・冥王星は、望遠鏡で見つかったあとに加わった星なので、この昔の分け方には入っていません。このサイトのアストロマップでは、火星・土星と一緒に「重い星」の側に入れています。

ドラゴンヘッドとキロン

星のほかに、この2つの線を引くこともあります。

  • ドラゴンヘッド:月の通り道が、太陽の通り道を南から北へ横切る点。星ではなく点。縁や向かう方向を表す、とされる
  • キロン:1977年に見つかった、土星と天王星の間を約50年で回る小さな天体。傷と癒しを表す、とされる

どちらも、アストロマップの考案者が地図に加えることを認めた線です。

線はどこまで効く?

線の真下がいちばん強く、離れるほど弱くなる、という点はどの解説も同じです。ただ、何kmまで効くかは、人によってかなり違います。

誰効く範囲
考案者・1976年両側 約480〜640km
考案者・1982年約1100kmまで
astro.com両側 約240kmが「広め」
ほかの占星術家約240〜800km

astro.com は、スイスの大きな占星術サイトです。

どれも経験から言われている数字で、統計で確かめたものではありません。

出生時刻が大事な理由

地球は約24時間で1回転するので、星の線は4分で経度1°ずつ動きます。

母子手帳などで、出生時刻をできるだけ正確に確かめてから見るのがおすすめです。時刻が分からない場合、線の位置は信用できません。

誰が考えた?

ルイス本人も、自分の火星のASCの線の上で車にはねられた、という話が伝わっています。

時期を見る「サイクロ」

ルイスは1982年に、時期を見るための「Cyclo*Carto*Graphy(サイクロ)」も発表しました。

おまけ:パラン(緯度の帯)

2つの星が、同時に「昇る・沈む・真上・真下」になる緯度を、パランと呼びます。地図の上では、東西に横に伸びる帯になります。

効く幅は、緯度で1°前後とする人が多い一方、ルイスは1.5〜2°と広く取っていたとされます。

まとめ

あなたの星の線と、相性の良い観光地・気をつけたい観光地は、アストロマップのページで生年月日と出生時刻から見られます。旅の時期で見るサイクロもあります。

アストロマップで、あなたの星の線と相性の良い観光地を見る

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